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「ASRock A-STYLEマザーボード体験会」レポ風味

2013年6月29日…つまり1日遅れになりますが、秋葉原のアキバナビスペースで行われた、ASRockのイベント「ASRock A-STYLEマザーボード体験会」のレポート(?)を。メインで使っているマシンがASRock X79 extreme6でマスタードシードダイレクトで購入した私としては行かないわけに行きません。画像が40枚と大目なのでご注意を。

今回ASRockのMarketing DirectorであるChris Lee氏の来日にあわせてなんと金曜はドスパラ、土曜はマスタードシード、そして日曜はユニスターがそれぞれ開催するASRockのイベントが集中したのですが、その中でも今回見てきたマスタードシードのイベントはアキバナビスペースというイベント会場をを借りての開催。

既存販売モデルがずらりと並ぶ展示スペース、そして反対側には未発売や注目モデルを並べ、さらにデモ機3台(予定)がお出迎えするという気合の入ったイベントで、入場者にはお茶とクリアファイルももらえるステキサービス。

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が、そこはASRock…何か笑いの神に愛されているのか会場直後からなにやらデモ機2台を慌しく分解するスタッフの皆様。その後のセッション前に暴露されたのが「今日は電源が呪われているのか、HD7970を挿していたFatal1ty搭載機が燃えた。Extreme6搭載機の方も調子が悪くて電源を間に合わせのKEIANに交換した。」とか。初っ端から会場に笑いが。
デモ機3台中2台が電源不調に見舞われるとはとんでもないハプニングなのだけど、なんとなくASRockなら許される気がするのはなんでだろう。

という訳でFatal1tyのゲーミングデモ機は展示品となり、デモ機はExtreme6の独自機能デモとOC Formulaの流水デモだけになったとさ。
むしろあれだ、電源が調子悪くなっても大丈夫なASRockマザーのデモだったんだ!

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という訳で出オチったところで、セッションと展示品から気になった部分を抜粋してみます。個人的には生でChris Lee氏の話が聞けただけでも大満足なんですけどね。
HENTAI Technologyっていってくれたし。海外でHENTAIというとそっち系のジャパニーズアニメを指すスラングなので、日本向けにわざわざ言ってくれたんでしょうか。
ちなみに変態マザーを意味をそのままで英訳するとunique mother boardとかになるって前どっかで聞いた。

進行兼通訳を行ったマスタードシードの高橋さんも、先週のAMDに引き続きところどころに面白い裏話なんかを挟んでいて聞くのが楽しい。前半後半あわせて2時間近くのセッションでありながら、あっというまに時間が過ぎてしまいました。

あとどうでもいいけどLeeさんがセッションで使っていたノートはVAIO。ちょっと意外。

●展示コーナー&独自機能

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今回はあくまでHasewell対応マザーの紹介なので展示モデルは1個の例外を除いて全て8X系チップセット搭載モデル。先週同じ会場で行われたAMDのイベントとは展示内容が被らない

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発売済みのスタンダートモデルがずらり(Extreme/Pro系)。基本的に黒とシルバーで統一されているのでここまで並ぶと壮観だ。

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中にはQ87搭載のvPro対応モデルも。

数々の独自機能「A-Style」を搭載し、パッケージはよりHTPCをイメージしたオシャレな雰囲気になったスタンダートシリーズ。
PCをタブレット端末のクラウドストレージとして利用できる機能や、オンボードながらに音質に拘ったPritySound、そしてHDMI切り替え機としての機能が使えるHDMI-in…マザーボードにHDMI入力端子を備え、PCの電源が入っていない時や任意の切り替え操作で入力した別機器の画面をパススルーで表示するといった、パフォーマンスより実使用面での機能を重視している。

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HDMI-inはモニタ側出力もオンボードHDMI限定となってしまうのが惜しいが、かみ合えばなかなか便利そう。
また今回の日記では型番表記は省いてしまったが、型番の末尾に「ac」と付くモデルはそれぞれ802.11ac wifiモジュールを標準搭載。

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そして今回セッションの冒頭にいきなりもって来たのが「NON-Z OC」いわゆるHENTAI Technology(オイ)。本来倍率可変が使えないハズのH87やB85マザーにK型番CPUを搭載した時に倍率変更ができてしまうというインテルに怒られないか心配になる機能。

もちろんH87やB85マザーは電源フェーズ等倍率可変を前提とした設計ではないので自己責任だが、チャレンジャーなら廉価なマザーでも倍率可変OCを楽しめるという。
対応BIOSは随時配布していくようなので、既に使用中のユーザーも安心。

●ゲーミングモデル
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「Fatal1ty」シリーズは「Fatal1ty Z87 Professional」と「Fatal1ty H87 Performance」の2モデルで、双方ATX。今回のイベントではむしろH87の方が注目された。

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その理由はやはり先述の「NON-Z OC」元々ゲーミング向けという事でH87マザーにしては電源フェーズが8フェーズに強化されており余裕があるので、NON-Z OCには最適な1枚という事だ。
Fatal1ty H87 Performancはゲーミング向けとしてはかなりお手頃な価格で、これにNON-Z OCが加われば、コストパフォーマンスに更なる魅力がつくのではないだろうか。

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従来のFatal1tyモデルに準拠した機能もさらに強化しており、マザーボード自体にキーマクロカスタム機能を備えたりと着実に進化。

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Z87モデルにはCreativeのCore3Dチップも搭載。もちろんベーシックモデルのA-Style機能も実装しているので、独自機能を使いたいならこのシリーズが一番多機能か。
1155世代にあった「Fatal1ty Z77 Professional-M」のようなMicroATXモデルの発売予定は残念ながら無いようだが、セッション中の質問コーナーではITXの「Fatal1ty」シリーズの開発も匂わせた。


●OCモデル
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OC向け「Formula」はE-ATXのハイエンドモデル「Z87 OC Formula」と、MicroATXに小型化したモデルが。ご覧の通り表面にシリコンコーティングをしているので、表面で流し素麺のように水を流しても動作するというデモ。今回唯一電源の呪いを回避したデモ機でもある。もちろん端子類はぬらしちゃダメよ。

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水だばあーは極端な例だが、極冷OCによる結露対策といったところ。ちなみにデモ機はむしろ流水装置がうまく行かず、途中で水が上手く流れるようにがんばっていた(え

本体はしっかりコーティング工程を紹介する動画を流しており、大小2つのノズルを組み合わせた工程はかなり手間がかかり、1日に数枚しか製造できないとのこと。代理店の方でも「普段はありえない数」で入荷してきたとか。

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E-ATXモデル下部には小型のディスプレイを内蔵し、モニタを見なくてもCPU温度なんかを確認できる。まさにバラックによるOCのために産まれた特化マザーだ。

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また、他シリーズに搭載されている「PritySound」の解説でも使用されたのだが、オンボードサウンド部の隔離がラインで見えてわかりやすい。

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このように光にかざすとラインが透けて見える。その部分がマザーボードの他回路から独立している証拠というわけ。

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こちらはM-ATXモデルの「Z87M OC Formula」。シリコンコーティングやディスプレイは省かれているがその分廉価で、12フェーズ電源など基本性能はがっつりOC向け。間もなく国内でも発売?

●スリムITXモデル
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今回のイベントで唯一の例外というか仲間はずれのH6Xマザー。これ、I/Oパネルの大きさを見てもらえばわかる通りスリムITX対応モデルで、今まではIntel純正等限られたモデルしか存在しなかったので珍しい。このモデル次第では8X系のスリムITXもいずれでてくるかも?

スタッフの方によるとITXマザーの注目度が高いのは日本独特の傾向で、北米や日本以外のアジア等では「マザーはでかいほどいい」という傾向が強く、このようなITXプラットフォームの出荷数は他のものにくらべて少ないとか。

AMDのAPUプラットフォームのITXマザーがなかなか登場しなかったのも、この辺に理由があるのかもしれない。ASRock先生は早々に出しきていたが。なので今回8X系ITXマザーを3種、さらに後述のベアボーンも出してきているASRockはなかなかスゴイ。


●ITXゲーミングベアボーン「M8」
で、ITXつながりで登場するのが、BMWのデザイン部門と共同してデザインしたという独特のデザインと配置を持つITXベアボーンキット。M8のMはもちろんBMW Mシリーズに肖ったそうだ。
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各国のゲーマーからの意見を元に、LANパーティ等に気軽に持ち運べるサイズでありながら、必要十分な性能とメンテナンス性を兼ね備えた「小型ゲーミングPC」としての一つの回答がコレ。

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ちょうど車のホイールのような雰囲気とサイズで、フロントのスイッチはBMWの「iDrive」に採用されているダイヤルをイメージして機能と見た目をデザイン。
参考:BMWのiDrive

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ダイヤル中央部は小型ディスプレイを内蔵し、CPU温度の表示や動作モードの変更・確認などが行え、さらに重力センサーを内蔵しているので縦置きでも横置きでも正しい位置で表示されるという。

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凝ったデザインのエアインテークや、取っ手にもなるバーといいデザインへの拘りはさすがで、PCケースとしては異例な程のパーツ数を使用しているとのこと。

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確かにこれならドハデなPCがずらりと並ぶLANパーティでも存在感を見せ付けてくれるに違いない。

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もちろん内部構造もそれに相応しく凝った造りで、450WのSFX電源に専用設計のITXマザー、そしてライザーカードを内蔵し、マザーと並行方向で2スロット型のVGAを装着できる仕組み。カード部分は30cm程のスペースがあり、ミドルハイクラスなら納められそうだ。
Wi-Fi用アンテナはケース内部に張り巡らされており、外側に張り出したりはしない。

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マザーボードは専用型番となり、Fatal1tyシリーズにもされているCreativeのCore3Dサウンドチップをオンボード。サウンドカードの拡張ができないITXとしては大きな武器になるだろう。恐らくそのせいで面積がきつくなったのか、メモリはノートPC用の小型メモリを使用する。
…もしかしたら先ほどちょろっとでてきたITXのFatal1tyはもし出るとしたらこんな感じになるのだろうか?

天面と底面には7cmサイズのファンが内蔵され、VGAとCPUをしっかり冷やす。また側面のアクリルパネルは波板処理が施され、電源を投入すると赤い光が反射するようにできているという。

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裏配線スペースでさえなにやらオシャレだ。

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マザーはITX準拠、電源はSFX準拠なので、交換も可能。ベアボーンとしてだけでなく、ケースとしても長く使ってもらえる設計との事。

ちなみにTom's Hardwareから賞を受賞しているのだが、本来Tom's Hardwareの賞はサンプルを送ってから受賞が決まるのに、展示時点で賞が確定してしまったという異例の評価だったそうだ。

もちろん日本でも発売を予定しており、マスタードシードでも取り扱いを予定しているようだ。発売時期は夏中を目指しており、具体的な販売金額は調整中との事。但しこれだけ凝った作りという事でお値段は結構してしまう。小耳に挟んだ話だとさすがに6桁はいかないだろうけど5桁後半がなんとかかんとか。


●Z87 Extreme 11
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さて、M8が「本気で小型ゲーミングマシン」を目指していてよくまとまっているのだが…別の意味でASRockの本気を見せ付けてちゃっているのがこのZ87 Extreme11。展示品はヒートシンク等がないサンプルモデルだが、色々とおかしい。

他のモデルや新機能があくまで「ゲーミングユーザー」「オーバークロックユーザー」そして通常のホームユースを見据えて「あったらいいな」という部分を実現するのに尽力しているのに対して…これは正直どういうユーザーに向けているのか判らない。よくわからないがすごいのは判った。

なんかもうすごいんで、世界中のメディアからレビューさせてくれと連絡がきたというその威(異?)容。百聞は一見に如かず。写真どうぞ。

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「カレー屋でトッピングを全部頼んだみたい」というイベントスタッフの発言が的を射すぎている。
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詳細な仕様は既にメディアで紹介されているのだけど、LSIのSASコントローラSAS3008とSASエキスパンダーSAS3X24Rをオンボードして合計16ポートのSAS3ポートをオンボード。
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もちろんチップセット内蔵の6ポートもあるので合計22台のストレージが接続できる。

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電源周りも乗せられるだけ乗せたという感がバリバリで、このサンプルモデルには補助電源コネクタが2個ある。
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さらに基盤下部にはペリフェラル4pinコネクタが2つ。

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スロット間にはMiniPCIexpressとMSATAを合計3つ装備。
最上段は「ac」モジュール用となるが残りの2つはユーザー側で任意に活用可能。

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Lee氏の紹介でも「Ultra High-end」「Monster」「This mother board is HENTAI」とステキな単語がぞろぞろと。
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まさに全部乗せ。

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これも近いうちの発売を目指しているようだが、Lee氏曰く「あまりに実装備品が多すぎてまだ値段がわからない。エンジニアが今がんばっている。」。

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でもって代理店のマスタードシードも、今のところ取り扱うかは未定。いやーむずかしいとぐぬぬ状態。難しいに決まってるわ。見た人も凄いけどどうやって使えばいいのだろうとう感じ。もし買う予定があるのなら是非代理店にアピールを!私は手出せませんけど…


●おまけ
じゃんけん大会はFatal1tyやExtreme6、Z87 ITX等大盤振る舞い。さらにマスタードシードからSilverStoneのクーラーとADATAのOCメモリが登場。

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…まあほぼ1発負けしたんですけどね!!

イベントに携わった皆様ありがとうございました。また是非やってくださいお願いします。

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うわっ…私のシェア低すぎ…?

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2013年06月30日 18:15に投稿されたエントリーのページです。

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