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蝶は風に抗えるか?~SF-350P14XE~

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現状低容量高効率電源として確固たる地位を築いている…というか300W代80+GOLDなんてコレしかねーよ状態のAYAKAZE300。
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その風に対抗するべく蝶が飛んできました。

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SUPER FLOWER製350WGOLDユニット「SF-350P14XE」です。

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超☆花

このSUPER FLOWERというメーカー、80+Platinumをいち早く市場に投入したり、完全ファンレスの大容量電源や、プラグ部分まで光りまくる電源を作ったりと、いろんな意味で最近存在感を増しているメーカーですね。
ある意味イロモノな気配を漂わせるメーカーですが果たしてこのベーシックな350W電源はAYAKAZEに対抗し得るモノなのでしょうか。一応言っとくとさすがにコイツは光りませんでした。光ったら(私だけ)喜んだのに。

現状販売価格は7980円。但しツクモでしか扱いが無い&普段SUPER FLOWER製電源の代理店となっているセンチュリーのサイトに掲載が無いところを見ると平行輸入品の類だろう
AYAKAZEの方は発売当初8980円していて現在は最安7500円程度まで下がっている。価格帯、容量、80PLUS認証ランク、まさに正面衝突な2台。


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スペック上の違いを見てみると、容量の違い(SF-350側は+12V1系統?)は結構ある。上の写真クリックで拡大します。

コネクタ類も結構数に差が出ている。
マザー用24pin&4+4pinは当たり前なのだが、AYAKAZEはSATA2つ&大4pin2つでPCIexコネクタは無しというまさに必要最小限のコネクタ類。一方今回のSF-350はSATA4つ、大4pin3つ、小4pinとPCIex 6+2pinを1つ備えている。
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まあ350W電源に補助電源が必要なVGAを突っ込む構成をする人が何人居るかは判らないが。
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一応情報が少ない電源なのでケーブル長も計測しておいた。アバウトだけど参考にどうぞ。尚、マザー系ケーブルの2本のみ黒メッシュがされている。一切メッシュ処理されていないAYAKAZEより若干高級感があるかもしれない。

またAYAKAZEでは省かれていた背面電源スイッチがSF-350にはあるのも特徴だろう(むしろ省かれていたAYAKAZEの特徴といえる)。
あとはまあ、l本体は黒のマット塗装で、一般的なケースに取り付けるとロゴシールが左側面に来るのも特徴か。
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超☆花☆金☆緑!

とにかくこれの情報で気になる事といったらやはりAYAKAZEとの実測データ比較でしょうからとっとと載せちゃいますね。
使用PCはいつも使っているゲーム用マシン。Xeon E3-1260L+Z68に補助電源無しHD5750、SSDと2.5インチHDDが一つづつといった構成。計測はサンワのワットモニター。アイドルは放置時の最低値、Prime95とOCCTはそれぞれ1分ほど動かした時の最高値。

          アイドル Prime95 OCCT 待機
AYAKAZE 300  44.5W   82W  129W  0W
SF-350P14XE  45.0W   82W  129W  0W


ほぼオンナジジャーン。小数点以下の範囲で見るとアイドル時は若干AYAKAZE300の方が0.5W低い傾向。Prime95ではAYAKAZEの方が0.3とか0.2Wくらい低い値を出している時間が多かったかな?レベル。


実はコレ、公称値を見れば納得の結果なんです。負荷20/50/100%の効率がAYAKAZE300は
88.47/91.15/88.15%。一方SF-350の方は88/90/89%をそれぞれ謳ってます。
つまり私が今回試した100W前後にしかならない低負荷構成の場合、50W容量が低く、低負荷時の公称効率が高いAYAKAZEが有利に決まっています。
むしろほぼSF-350がかなり近い値を出してきた事のほうが特筆すべき点かもしれません。


逆にOCCTだと小数点以下の表示ができなくなるのもあり、ほぼ同じ。消費電力が大きくなるにつれて両者の差は無くなって来ている様子なので。やはりAYAKAZEに対してSF350は定格出力が50W大きい分、100W以下だと不利と言う事だろう。

ちなみにOCCTから出力された電圧グラフも(1分という短時間だが)似たようなものというか区別が付かないグラフだった。電源自体の動作音もぶっちゃけ区別が付かない。どちらも「静音電源」と言って問題ないクラス。


ここまでの事をまとめてAYAKAZEに対するメリットデメリットをまとめると…

メリット
・容量に(若干)余裕がある
・PCIex補助電源コネクタあり
・その他コネクタ類も容量を考えれば多めで長さも十分
・ケーブルメッシュ処理
・背面スイッチ有り
・名前が超花金緑でカオス

デメリット
・100W以下の消費電力帯だと若干AYAKAZEの方が効率有利
・値段がちょっと高い
・現状入手できる店舗が限られ、恐らく並行輸入品【重要】

その他
・150W以上の環境だとどちらが効率良くなるかは未知数
・各系統出力もそれぞれ異なる
・AYAKAZE→メタリック SF350→マット塗装
・SF350のほうがロゴとかファンガードが豪華?
・最近のマザーと組み合わせれば双方とも待機電力0W
・どちらもリレー音(カチッっというやつ)有り

とにかく現状正規輸入品ではないのが最大の問題。このクラスの電源を求める人は大抵100W以下に納める構成でしょうから、しっかりとした流通ルートがある上に低負荷時の効率が高いAYAKAZEを選んだほうがよいでしょう。

逆にもし通常ルートで同等のモノが販売されるとすれば、補助電源有りのミドルレンジVGAと省電力CPUを組み合わせたライトゲームマシン、ストレージを多めに搭載したサーバーマシン等において50Wのアドバンテージとコネクタ数は選択肢として魅力的になるはずです。
AYAKAZEほど構成を割り切る必要がなく高効率を狙える電源なのは間違いありません。

殆ど選択肢の無かった低容量GOLD認証電源としての存在価値は大きく、サポートに関して心配の少ない、代理店経由での流通を期待したい電源ですね。


さて実際の使用は…

SF350には悪いですけど、上記公称値の点もあって、AYAKAZEを置き換えようなんてはなっから思ってません。むしろ1W以下の小さな差があるとはいえほぼ同等の数字をたたき出しただけでも正直意外でした。

というわけでAYAKAZEとの比較はあくまで副産物というかどっかのレビュー用のネタ出し。本来の目的はコイツの置き換えです。
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某ダイレクトで購入したAntec製380W/80PLUSスタンダート電源EA-380/SF。本来ゲテモノケースで使用するためにストレート排気電源が欲しくて購入したものなのだが、レビューによる付け替えや、古い電源の譲渡とか玉突きしてたら何故かよりによってメインの変態PC(Core2Duo E7600+Parhelia+SSD&HDD)に搭載されてしまっていたのだ。

このPCと電源の組み合わせ、消費電力的には十分なのだが、若干8cmファンの音が大きいのと、PC内部構成上ストレート排気だとCPU周りに熱が篭りやすかったので、何かネタになりそうな電源があれば交換しようと目論んでいたというわけです。

というわけで実測。今回計測した2個に加えて、一時的に使用していた「Antec TP-550」と5年間使っていた旧型530W電源の「BE-Q530」を半年前に計測した値も参考で置いておきます。主要構成は変わっていませんが、ファンや小物類が若干変化しているので誤差が出ている可能性はあります。

                   アイドル Prime95  待機
BE-Q530 530W 2006年製    91W   127W   ---
TP-550 550W ブロンズ     86W   122W   ---
EA-380/SF 380Wスタンダート  88W   123W   2.5W
SF-350P14XE 350Wゴールド  81W   113W   1.8W

さすがに80PLUSスタンダートとゴールドでは大きな差がでています。長時間使う事が多いPCにおいて7~10Wの差は大きいです。旧型電源と比べると更に大きな差が出ているので、古い電源をGOLD系電源に交換した時の消費電力軽減効果はかなりのものと言えるでしょう。

CPU周りの排熱も安心になったしめでたしめでたし。しかしこのPC、400W→530W→550W→380W→350Wと作って6年目にして最低容量になっちまったぞ!


【軽く追記@11/25】
10日程使用しましたが特に問題なく動いています。
買った数日後に2000円引きのセールになった事以外は満足しています(オイ

やはりこの電源自体の情報が少ないのか、検索でいらっしゃる方が多いようです。せっかく来ていただいたのに、簡易な計測値比較&電源自体の品質に関しては無知で申し訳ありません。とっとと実用品としてPCに組み込んでしまったものでして…

まあ保障の無い人柱的な電源ですが、そもそも使うPCが保障もクソもねえ特異な構成(Core2DuoE7600/ASRock 4Core-Dual SATA2/AGP4x版Parhelia)なのであと何年使えるか判りませんし、自分は割り切って使っていこうかと思います。

変なハナシ数W消費電力が変わったところで電気代をペイできるわけでもないですし、現実的な視点にたてばより品質や安定性を重視した電源を使う方が良いのでしょう。
でもワットモニターの1Wや2Wの微々たる変化に一喜一憂するのも楽しみだし、こんな構成のPCは俺のPCだけだ!みたいな自己満足もあり、この電源をチョイスした事に後悔はありません。

…だってAYAKAZEが案外普及してきちゃって変態パーツ度が薄れちゃったんだもん!(オイコラ

コメント (2)

3号:

AYAKAZEとSF-350P14XEで、ファンのノイズや風量の違いはいかがですか?

下小川:

本文に書いた通り音に関してはほぼ同等の静かさですね。ケースに入れてしまった場合、差は私の耳では判りませんでした。

やはり300Wクラスの熱を12cmで廃熱するので最低限の風量で、どちらも排気口に手をあててるとかすかに風を感じるレベルです。

大半のパソコンでは別の箇所の方がうるさくなりそうですが、窒息ケースで排気をこれらに頼るのは心配といった感じでしょうか。

あとSF-350はファンブレードがクリアカラーです。だからなんだといわれればなんだですが。

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うわっ…私のシェア低すぎ…?

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2011年11月15日 13:40に投稿されたエントリーのページです。

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あーまーぞーん

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